現在のデータ農業のトレンド。2015年4月現在
Twitter が先駆けとなり、 Facebook, Google などSNSやウェブ検索エンジン、AmazonなどのECなども利用しているデータ、もしくはユーザー情報。ビックデータとも言われる。
このビックデータを統計的に分析してユーザーの行動に合わせた広告をうったり、過去のトレンドから次のトレンドを読んだりとビックデータを活用する技術、手法というものがITを使って行われている今後の動きだ。
データ農業
その動きが少しずつ農業にも出始めている。
”データ農業”というのが最近のトレンドの一つで、農業ICTが向かっている方向の一つにある。
こういった空を飛ぶヘリコプターやドローンを使って、農場の調査をし、次の活動に移すといったようなデータ農業。
「知識集約産業」が「データ集約産業」への移行が農業分野でも始まっているとこの記事では述べている。
今までは人の「感覚」「経験」「知恵」などが、農業を行う上で大事だった。
それがデータを用いることで、次取るべきアクションが自動的に割り出される。
これは農業を知らない人でも農業を行うことができそうだと予感させる。
今後の農業IT化のゆくえ
さて、農業のIT化でデータを図り、農業が誰でも行えて効率がよくなる。
こういった仕組みが今後続いていくのだと思うのだが、一つ懸念していることがある。
それは環境へのインパクトだ。ヘリコプターやその他の機材が導入されることで、今までエネルギーを出さずに行っていた農業がエネルギーを消費するようになる。ということは環境へのインパクトはもちろん発生する。
技術の発展はもちろんいいのだが、今までと変わって自然にダメージを与えるようにならないように見守っていくことが重要なのではないか。