City Farm とは。メリットとデメリットを抑えながら。
CityFarm
今回は1からわかるCityFarmという感じでまとめたいと思います。
CityFarmってなんだろう
City Farm は 都市の中で行われる農業で一般的にコミュニケーション的な農業を指すことが多いです。またCity FarmはUrban Farm とも呼ばれることがあります。
最近ではイギリスロンドンをはじめ、オランダやドイツなどの人工が密集していて且つ高度な成長を遂げている地域で広がりを見せています。
CityFarmの立ち位置
一般的に農業を営んでいる農業法人、つまり大規模的に農業を営んでいるところは雇用者と被雇用者の関係がありそこには賃金が発生します。普通の会社と同じです。またこれに対して小さなグループは献身的なボランティア精神を持った人同士で信頼関係が生まれます。CityFarmは "partnerships with local authorities" つまり地方自治とのかかわり方が重要になっていきます。
CityFarmの意義
CityFarmは街に緑を与えます。人口や建物が集中している街に緑をもたらすことはその街の環境を変えることにもなります。CityFarmは一般的に自然環境に害になることはしません。野菜・魚・家畜を同時に営むことでそれぞれの有機廃棄物を循環させることも可能です。
CityFarmのコンセプトは街の環境やそこに住んでいるひと、農業に携わる人が決めることができます。その街にあったやり方で農業を行うのです。
家庭菜園を始めたいと思っている人にとっても大きなメリットがあります。自分で準備して始めるのはお金もモチベーション維持もとても大変です。City Farmはそこに住んでいる人たちのコミュニティ農場にもなり、新しいスキルを学ぶ場であったり、人と出会う場であったりする、開かれた場所になります。
City Farmは農業体験や自然体験交流としての農場施設に終わりません。地域コミュニティの場であり、生きた知恵を学び合う場として機能します。
コミュニティ以外の役割
都市近郊で農業を行うことは地産池消、フードマイレージの減少をおこします。その土地で作られたものをその土地で消費することは、トラックや船などの運送にかかる費用・資源を削減し、より新鮮なものを食べることができるという意味です。また今までは消費者だけだった人が生産者にもなることで、食のあり方、野菜を作ることの難しさを感じ、無駄遣いを減らしたり環境への配慮を行うようになったという人も少なくありません。自己中心的な考え方を捨てたと11歳の子供がいう例もあります。
"We are worried about pollution and litter. People can learn about farms and how to care for them and not be so selfish."
- Hirza Mahmood, aged 11*1
海外で注目されている CityFarm, 今後日本でも取り入れられる事例が出てくると思います。