やる気スイッチ入れました。

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どれくらいの農業従事者がフランスにいるのか。数値でわかる日本の農業。

 

フランスは日本の2倍の土地面積を持ち3分の2倍の人口のある国です。

ふと気になったので農業従事者がどれくらいフランスにいるのか調べてみました。

 

Combien y-a-t-il d’agriculteurs en France ? | Minagri

(どれくらいの農業従事者がフランスにいるの?)

 

 

《以下翻訳》

農業センサス2010によると、フランスには60万4000人の自営農業主と農業従事者がいる。

100万人を少し超える人がフランスのDOMを含む514800の農業活動に定期的に参加している。2000年から2010年までの間、農場は大きくなり、その数は26%減少した。オペレーターの数は21%減った。

*DOM = フランスの海外県。フランスはDOMと呼ばれる島の集合体を持っている。


農業の世界は変化している。農業主と農業従事者の専門性のレベルは上がっている。農業活動は家族形態ではなくなっている。農業の女性たちはますます農場以外で働くようになった。新しくはじめられた農場は専ら農業者問題を抱えていない。

4分の1以上の農業従事者は女性だ(27%)。法律の変化が女性を働きやすくさせている。

《翻訳ここまで》



日本の農業従事者と比較してみる

日本の農業従事者はどれほどいるのだろうか。

農林水産省の統計によれば平成26年で226万人、そのうち女性が114万人とフランスに比べると多めだといえる。(約50%)

 

一人当たりの農業用地は?

さて農業従事者一人当たりの農業用地はどれほどなのか。

フランスの農業用地は2800万ヘクタール、日本は458万ヘクタールなので、一人当たりの農業用地はフランスで40万ヘクタール、日本は2ヘクタールだ。まとめると

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ちなみに他の国では*1

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日本の農業従事者一人当たりの耕地面積はなんと2ha。どの国よりも少ないことがわかります。

日本は土地が平たんでなく、大きな土地で集約して行うことが難しいのが現状。そして山が多く、耕地面積が少ない。それに加え人口が多く、農業従事者が多くなってしまう。たくさんの人があらゆるところで小さい規模で農業を行っているのがこの結果からわかります。


 
数値の引用:農業センサス2010

 

 

*1:女性の数は省きました。