やる気スイッチ入れました。

トビタテ留学JAPAN1期, Canpath, 農業経営及び関連産業研究室, Bordeaux留学, フランス語, プログラミング, デザイン あたりに関して書いてます。

オランダ農業だって楽じゃない、を読んで。

オランダ農業は農業界ではトレンドだったりする。その理由はオランダが日本よりも小国なのに農業生産高がはるかに日本を上回っているからだ。
農産物輸出額は893億USドルで、米国に次ぐ世界第2位(2011年)
まぁ輸出額がどうこういう世界じゃないから何とも言えないけれど参考程度にね。

 



それも最先端の技術を使って主に施設園芸という形で農業を営んでいる。いわゆる効率化を図った結果だ。よくブログとかで書かれているのはこういった内容。

- オランダは農業大国だ!国の面積が小さいにも関わらず加工農業として輸出額が世界で2位だ!
- オランダの農業は最新の技術を使って単収を増やしているからすごい!
- 小国の日本も真似すれば農業大国になれる!

といった具合な流れが多いですね。
まぁ言っていることは間違いじゃないんですけど、これを読んで観るべき場所はやっぱここかなって思いました。

business.nikkeibp.co.jp


オランダの何が日本と違うかを説明してくれています。この記事いい記事です。
大きく分けて2つ。補助金の出し方と気候。
まず気候。こんなこというなよって思う人もいるかもしれませんがこれ大事なんです。僕は今フランスにいますが夜10時でもまだ太陽が出てます。これって植物にとってありがたい恩恵なんですよね。それに欧州はそんなに激しい雨が降らない。天気が悪いことは普通にありますが、日本ほどざーっと振らない。これは大きい差ですよね。

次に補助金、政府の体制が日本と大きく違うことを指摘してくれます。オランダの農業は実はここ10年ほどで伸びてきていて新しい技術を開発する力・方法がきちんとしている。且つ農家を守るという方法は取っていない。
日本の政府の大きな考え方としてはつぶれそうな会社(農家)を補助金で救おうというもの。その結果農家の数がめちゃくちゃ多いわけです。農家の数に関してはこちらを見てください。

 

yoshihitobod.hatenablog.com



オランダに行けばわかるのですが、国の面積に対しての人口の大きさが適切であること。田舎に行けば広大な平面な農地が広がるのが見えます。
日本だと山奥に農家が多いですよね。こういった違いがあるのでどこの国を真似しよう!なんてことは難しいのです。

山が多い日本、人も多い日本。基盤がオランダと全く違う日本の農業の形は別に今のままでも間違ってないんじゃないかなと思います。

 

 

最後に非常にいい記事を見つけたので貼っておきます。

d.hatena.ne.jp