CSAという農業コミュニティについて
古くからCSAの存在価値とかCSAの良さとかが農業界隈では語られて生きていて、CSAを歌ってサービス展開をしている人たちもたくさんいます。
CSAってなんだっけ?
CSAはその地域で取れたものをその地域の人たちで食べましょう。というもので「地産池消」がメインです。
Community Supported Agriculture の基本的な概念は、地域社会が支援し、持続可能な農業を作るというものです。
実際にどう動いているかというと、消費者が地元の農家から農産物を前払いで直接定期購入するというシステムで成り立っている。
・農家は販売先の確保が収穫高に関わらず決まっているので計画が立てやすい。またその年の生産高が安定する。
・消費者は豊作の年はたくさんもらえる(凶作なら少ないですが)
というようなメリットがあげられます。
詳細はこちらのサイトがわかりやすいと思います。
→「コミュニティが支持する農業(CSA)は日本に定着可能か?」(笹山登生のオピニオン23)
フランスのCSA、AMAPとは
そんなCSAは日本で爆発的に広まるわけでもなく、アメリカやヨーロッパの方で広まっているそうですね。
フランスではAMAPとして認知されている見たいです。
AMAPは Association pour le Maintien d'une Agriculture Paysanne の略
AMAP であれば100%の農産物を消費できるのですが、普段は60%しか消費できていないそうです。それとシーズンの野菜を食べることの重要性、BIO食品の重要性がかかれていました。
あとはCSAとあまり変わりなさそうですね。
link: Quest-ce qu'une AMAP
僕が住んでいる Aquitaine では9000の家庭と460の生産者がAMAP d'Aquitaineに参加しているそうです。
CSAがうまくいかない理由
・日本のCSAは安心で栄養価が高いものが買えます。
・フランスのAMAPはBIOが安く買えます。
というよな売り文句で勧誘を進めているのですが、CSAに参加する方が高くなったり
、栄養価がそんなに高いかといわれるとそうでもない。本質はそこではなくて、農家への消費者の理解によってもたらされると思います。
というのも気候に左右されながら行っている農業、毎年の年収もよく変動し、安定という字は見えない。
けれど人の根本となる食べ物を作ってくれている人たちの存在を認識し、CSAという形を取って消費活動を行う地域コミュニティと農業のかかわり方が大事になってくるのではないでしょうか。